MESSAGE from the President
人類の宇宙進出に貢献したい
アポロ11号が人類最初の有人月面着陸を実現して以来、科学技術全体は更なる発展を遂げ、宇宙開発技術も格段に進歩しましたが、一方で人類は、火星はおろか月面に再び立つこともできていません。20世紀に夢見ていた21世紀の世界は、有人宇宙開発に関しては足踏みをしてしまっていると言わざるを得ないのではないでしょうか。
だからこそ、我々の世代には実現するためのチャンスが与えられていると考えることもできます。宇宙には夢、ロマン、神秘性があり、未開拓な世界が大きく広がっています。昨今の子どもたちの理科離れには深刻なものがありますが、それを食い止めるためにも、宇宙への進出を人類の活動の中核に据えて推進していくべきではないかと私は考えています。
当社は、宇宙開拓をあらゆる側面から推進・支援するために、宇宙に興味を持つ仲間が集まって2005年に創業しました。
現在、人工衛星を複数機打ち上げる、いわゆる衛星コンステレーションの構築が急速に進められていますが、これらの衛星群を効率的に運用し、ビジネスを行って行くためには衛星地上システムが果たす役割がとても重要になります。当社はそうした衛星地上システム、特に計画立案、軌道・姿勢計算技術を核として宇宙関連のソフトウェア開発に幅広く取り組むことで、宇宙産業の発展に貢献しております。また、人工衛星のみならず、ローバー、スペースプレーン、深宇宙探査機等、様々な宇宙機の運用システムの開発にAI技術等も活用しながら果敢に挑戦しています。
一方、国際協力で進められているアルテミス計画では、再び人類を月に立たせるための有人探査計画が現在進められています。当社の設立起源とも言える有人宇宙技術、特に生命維持システムについては、物質循環制御システム研究開発用シミュレータ「SICLE」の開発を行い、月面・火星基地等の設計解析およびJAXA様のECLSS/GATEWAY研究開発支援にも積極的に取り組み、有人宇宙システム、特に生命維持システムの技術成熟度を向上させて、人類の宇宙進出に貢献しています。
またこうした宇宙活動を一層活発化させるためにも、多くの人材を宇宙業界に呼び込むことがとても重要になります。当社は2008年から「宇宙人材紹介サービス かけはし」を事業として開始し、宇宙業界で働きたい人と企業をつなぐことで宇宙業界の発展に寄与しています。
人類の宇宙進出を推進するための事業外活動も数多く行っています。宇宙船開発や宇宙旅行の実現を目指す仲間が集まったNPO法人有人ロケット研究会の運営および火星への居住を目指したNPO法人日本火星協会の運営。(一社)ニュースペース国際戦略研究所の研究会における宇宙居住ビジネスワーキンググループの推進や生命維持関連の研究者が集まる生態工学会の宇宙事業推進委員会などにも積極的な参加をしています。
当社はこれらの活動を通して宇宙開拓の一翼を担うだけでなく、宇宙技術、特に宇宙居住技術を地球における人類活動にフィードバックすることで地球環境問題やSDGsにも貢献できるよう、日々努力を続けて参ります。
無限の宇宙に挑む、私たちSSDにご期待ください。
会社概要
会社名 | 宇宙システム開発株式会社 |
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設立 | 2005年2月22日 |
社員数 | 40名(2024年10月現在) |
役員 | 代表取締役 広崎 朋史 専務取締役 山下 明広 |
取引銀行 | さわやか信金 城南信用金庫 みずほ銀行 |
事業内容 | 1.宇宙開発関連システムおよびソフトウェア開発
2.宇宙開発関連研究開発支援
3.クリエイティブワーク・企画
4.有料職業紹介事業
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資本金 | 1,000万円 |
所在地 | 〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-10-9 ログズ日本橋堀留ビル2F |
会社略歴
2005年 2月 | 宇宙システム開発(株)を設立 |
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2007年 8月 | 本社を千葉市中央区新千葉に移転 |
2007年12月 | 資本金を500万円に増資 |
2008年 2月 | 千葉県中小企業経営革新計画の承認を受ける |
2008年 5月 | 有料職業紹介事業(13-ユ-305129)の認可を受け、 宇宙人材紹介サービス「かけはし」スタート |
2011年 4月 | 本社を東京都中央区日本橋大伝馬町に移転 |
2012年 3月 | 資本金を1,000万円に増資 |
2018年 10月 | 労働者派遣事業(派13-311640)の許可を受ける |
2018年 10月 | 「TOKYO働き方改革宣言企業」として東京都より承認 |
2020年 2月 | プライバシーマーク取得(第25000131(01)号) |
2020年 3月 | 本社を東京都中央区日本橋堀留町に移転 |
2021年 1月 | 「SICLE」提供開始 |
2023年 8月 | 「SDL」「BISMOPS」提供開始 |
2023年 8月 | 経産省「事業継続力強化計画」認定を受ける |
2025年 2月 | 宇宙システム開発(株) 創業20周年 |
主な取引先(敬称略/順不同)
学協会活動
宇宙に関わる様々な学協会活動にも
積極的に参加しています。