_ 陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」がH2Aロケット8号機で24日に無事打ち上がりました。関係者の方々、おめでとうございます。ただ昨日、データ処理系の異常検知機能が動作し、セイフティモードに移行してしまったようで、中々パーフェクトには行かないものですね。現在、地球観測センターに大勢の関係者の方々が詰めて「だいち」の機能確認を実施していることと思います。いわゆるチェックアウトです。バス機器に始まり、ミッション機器のチェックアウトになってくると、取得データを地上に下ろして確認する作業になります。その際には、私も開発に携わったミッション運用管理設備も活躍することでしょう。早く初画像を見てみたいものです。これからも注目ですね。
冥王星探査
_ NASAが冥王星探査機「ニューホライズンズ」を打ち上げました。太陽系の第9惑星である冥王星は未だ探査機が訪れていない最後の惑星。でも、そもそも冥王星は惑星なのかと言う議論も有りますし、一方で昨年第10惑星(惑星として決定されてはいないが冥王星より大きい)が発見されてもいます。それはともかくとしても、木星スウィングバイを利用しても冥王星到着まで9年掛かるので、成果が見れるのは当分先のことです。途中でトラブル等発生せずに無事到着して欲しいものです。彗星の核となる、主に氷でできた天体が群をなしていると考えられている「エッジワース・カイパーベルト」の探査も行われると言うことで、そちらも楽しみです。
宇宙農業サロンの紹介
_ アストロバイオロジーを中心とした火星の探査をおこなうための生命維持を生物学的な要素と機能により実現しようとして宇宙農業概念を検討しているグループ、宇宙農業サロンについて紹介します。火星有人基地や火星居住を考えた場合、食糧の自給は避けて通れません。火星上で植物を育てる方法を考えておく必要があります。研究項目は、土壌とその評価、高温好気堆肥菌プロセスと土壌微生物生態系、宇宙でのセクシュアリテイ、宇宙農業・アストロバイオロジー探査と宇宙検疫、火星表面の放射線・紫外線とその生物影響、温室をつくるための材料・構造とその耐候性、政府によらない火星開発と多岐に渡っています。非常に興味深いテーマばかりなので、昨年末に私もメンバーに加えさせて頂きました。1/27に会合が予定されているので、最新情報をまたアップしたいと思います。また、1/19に第22回宇宙利用シンポジウムにて、「宇宙農業構想の基本骨格」の発表が有りますので、興味の有る方は是非おいで下さい。
新年のご挨拶
_ あけましておめでとうございます。早いもので会社設立から10ヶ月、無事新年を迎えることが出来ました。
昨年は多くの方々との出会いが有りました。その都度、成長させて頂いたように思います。この場を借りて感謝申し上げます。今年もたくさんの方々と出会い、更なる飛躍を目指したいと思います。
昨年の活動の集大成として、宇宙ビジネスを目指す有志の方々で、年末から宇宙ビジネス創出のためのネットワーク構築を開始しました。今年の早いうちに第一段階を完成させ、世に出したいと考えています。並行して、このネットワークを使って幾つかのプロジェクトも動き出しており、それらを本ブログでも随時紹介して行きたいと思います。
今年も宜しくお願い致します。