インスピレーションマーズミッション国際学生コンペ【優勝!】

2014年8月9日、真夏のヒューストン郊外リーグシティ。
そこに、ヨーロッパ、アジア、アメリカ国内から学生が集まり、
「インスピレーションマーズミッション(*)デザイン国際学生コンペ」の最終選考プレゼンが開催されました。
全38チームのコンペ参加チームから最終選考に残ったのは10チーム。
その中に日米合同チームの「Team Kanau(協)」がありました。
*インスピレーション マーズ ミッション (Inspiration Mars Mission)
世界で初めて自費で宇宙飛行をしたデニス・チトー氏が創設したインスピレーションマーズ財団の提案する有人火星ミッション。
コンペの内容は、
2018年に男女1人ずつを宇宙船にのせて地球から火星へ向かい、
なるべく安くシンプルにそして安全に火星の周りを回って地球に帰還させるというミッションのアイデアコンテスト。
採点項目は軌道決定から乗組員の精神ケアまで、他分野に渡る広い知識と考察が要求されます。
そしてなんと、日米合同チーム「Team Kanau(協)」が見事★★優勝★★し、
賞金1万ドルと優勝トロフィーを手に入れました!!

宇宙博と千葉ビール園

有人ロケット研究会と共催で宇宙博見学イベントと千葉ビール園での懇親会が2014年7月26日に開催されましたので報告します。
■宇宙博
入場して古典的SF、NASAの宇宙開発歴、日本の展示(JAXA)の流れで展示されていた。
過去に開催された宇宙博(’79)を知らない自分としては、NASA宇宙開発時に使用されたものを初めて見る機会となり、レプリカであったとしても興味をもって見ることが出来た。
また、JAXA展示には「きぼう」実物大モデルがあり、いつも会社の全体会議でJEM運用業務従事者から聞いている各種ラックを見ることが出来、イメージを合わせるために見られた意味があったと思う。
他、「いぶき」、「はやぶさ」などの日本の人口衛星の実物大モデルも多数展示されており、ソフト屋としては衛星の大きさや細かな造り(材質なども)を見られたことも勉強となった。
ただ、全体として入場者数の少なさが気になり、淡々と並べられている展示が煮え切らないと感じられた。
真面目な展示物以外に、来場者が参加し操作ができるようなギミックがあれば、来場者が増えるのではないかと思われる。
こちら/の方が魅力的に感じられてしまうのが残念でなりません。
■千葉ビール園
宇宙博見学後、千葉ビール園で懇親会が行われた。
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そこで、サッポロビールの工場脇の船橋港に停泊していた「しらせ」について気になりましたの調べました。
やはり先代の「しらせ」のようです。
現在は、ウェザーニューズ社が所有、同社の「SHIRASE」プロジェクトにより気象観測や小型衛星からの情報受信が行えるように改修され、船名も「しらせ」⇒「SHIRASE」に変更されているようです。
昨年(2013年)までは船内の見学が出来たようですが、残念ながら現在は、休止中だそうです。
[報告:桑原 弘志]

表題:一般社団法人宇宙システム開発利用推進機構 平成25年度成果報告会参加報告

 2014年7月9日に開催されたJSS(一般社団法人宇宙システム開発利用推進機構)平成25年度報告会に参加した。
 当機構は旧USEF(財団法人無人宇宙実験システム研究開発機構)、旧JAROS(財団法人資源探査用観測システム・宇宙環境利用研究開発機構)、旧ERSDAC(財団法人資源・環境観測解析センター)が合併し誕生した機構である。
報告会には200人程度参加していた。
報告会の内容は以下のとおり。
 ・技術開発本部の活動概要
 ・利用技術本部の活動概要
 ・次世代宇宙システムとそのコンステレーションの調査研究
 ・海外人材育成を含めた衛星データ拡大事業活動報告
 ・HISUIセンサ開発概要
 ・衛星画像データの非在来型・ガス資源への利用
 ・太陽光発電無線送受電技術開発の概要
   
所感:
 前進の団体の関係上、鉱床探査とそれに有効と言われているハイパースペクトルセンサ(*1)に関する報告が多かった。
 報告の中で最も興味を引かれたのは超小型衛星に関する報告(次世代宇宙システムと・・・)で、特にSkybox Imagein社(Googleに買収された)のSky Satによる画像であった。
Sky Sat衛星は100kg程度の小型衛星で、分解能が1m以下と報告されている。また、市場の反応を見ながらではあるが、24機まで拡充することを予定している。Sky Sat1号機、2号機は既に打ち上げ、運用されており、画像を見せられた。
 衛星の大きさと比較して驚異的な画像である。
 静止画像だけでなく、動画も撮像可能で、これに至ってはどのように撮像しているのか検討がつかない。(これだけ高分解能で撮像していると光量が足りなくなるように思われるのだか。)
 他にも小型衛星を手がけているメーカが多数報告されていたが、コンステレーションで運用することを前提としていると感じられた。ただ、コンステレーションは単機でも簡単ではない運用を複数機連動させながら運用するため、それを実現するのは相当難しいとも思われた。
 一方、複数の小型衛星を用いて安く、早くミッション遂行/画像提供は世の流れとも考えられるのでコンステレーションでの運用に取り組む必要があると強く感じた。
   
*1:光の波長を小分けにして観測するセンサ。一般的な衛星ののマルチ(カラー)画像はRGB(光の三原色)の3バンドが多い。
 ハイパーは185バンド(HISUI)等、波長の分解能をマルチとは比較にならないほど向上させている。
[報告:坂口 大介]

第1回社員旅行日記

12月10、11日とSSD初の社員旅行に行ってきました。目的地は箱根!
参加者12名で新宿からロマンスカーに乗り込み出発したのは朝10時。
ロマンスカー、登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで大涌谷を目指しました。
大涌谷では、硫黄が噴き出す非日常に触れ、
「やっぱり地球は生きている」
常に宇宙目線の会社のようです。
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我が社は、宇宙も好きだが、酒も好き!!
夜は贅沢に大広間で宴会です。出てくる料理の質と量の高さに驚きつつ、
美味しいお酒を交わしながら、社員の仲も深まっていきました。
ただ、ワサビの量は多すぎたかもしれません。
また、この夜はSSD社員が待ちわびたイベントが有りました。皆既月食です。
皆既月食の月は赤くなる。その現象を目の当たりにし、感動。
宇宙イベントは、宇宙好きと体験すると感動がさらに高まります。
次の日、ずっと上空を見上げてたせいか腰が痛くなる人や二日酔いの人もいましたが、
予定通り、いくつかのチームに別れて観光しました。
思い思いの場所に行き、遊び尽くしたせいか、帰りの電車は全員で夢の中。
帰りのロマンスカーが運休するアクシデントもありましたが、親睦の深まるよい旅行でした。
今回は、全員参加とはなりませんでしたが、来年は社員全員参加で旅行がしたいものです。
■概略日程
12月
10日
 9:50 新宿駅集合
 10:10 小田急ロマンスカーで新宿駅出発
  小田急、箱根登山鉄道、箱根ケーブルカー、箱根ロープウェーを利用
 13:00 大涌谷観光、昼食
 15:00 ホテル着、休憩、入浴
 18:00 夕食
11日
 09:00 朝食
 10:00 チェックアウト
  以後、フリータイム
 15:00頃 箱根湯本駅集合
  小田急利用
 17:00 新宿駅解散
(報告者:扇拓矢)

企画展「帰ってきた探査機『はやぶさ』 ~ちばから宇宙へ~」のご案内

12月20日から年明けの1月10日まで千葉県立現代産業科学館にて企画展「帰ってきた探査機『はやぶさ』 ~ちばから宇宙へ~」が開催されます。メインは帰還カプセルの実物展示で、1月6日から10日のみとなりますが、当社も全日程で展示を行っております。展示内容は、「人工衛星用地上システムと開発事例」「物質循環制御システム研究開発用シミュレータ」「宇宙旅行ビジネスとその先の未来へ」のパネル展示、防災と宇宙に関する当社の取り組みの映像放映になります。 その他にも、帰還カプセル以外の展示、千葉県内の宇宙関連企業、大学の紹介等があります。興味のある方は是非足をお運び下さい。