第1回社員旅行日記

12月10、11日とSSD初の社員旅行に行ってきました。目的地は箱根!
参加者12名で新宿からロマンスカーに乗り込み出発したのは朝10時。
ロマンスカー、登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで大涌谷を目指しました。
大涌谷では、硫黄が噴き出す非日常に触れ、
「やっぱり地球は生きている」
常に宇宙目線の会社のようです。
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我が社は、宇宙も好きだが、酒も好き!!
夜は贅沢に大広間で宴会です。出てくる料理の質と量の高さに驚きつつ、
美味しいお酒を交わしながら、社員の仲も深まっていきました。
ただ、ワサビの量は多すぎたかもしれません。
また、この夜はSSD社員が待ちわびたイベントが有りました。皆既月食です。
皆既月食の月は赤くなる。その現象を目の当たりにし、感動。
宇宙イベントは、宇宙好きと体験すると感動がさらに高まります。
次の日、ずっと上空を見上げてたせいか腰が痛くなる人や二日酔いの人もいましたが、
予定通り、いくつかのチームに別れて観光しました。
思い思いの場所に行き、遊び尽くしたせいか、帰りの電車は全員で夢の中。
帰りのロマンスカーが運休するアクシデントもありましたが、親睦の深まるよい旅行でした。
今回は、全員参加とはなりませんでしたが、来年は社員全員参加で旅行がしたいものです。
■概略日程
12月
10日
 9:50 新宿駅集合
 10:10 小田急ロマンスカーで新宿駅出発
  小田急、箱根登山鉄道、箱根ケーブルカー、箱根ロープウェーを利用
 13:00 大涌谷観光、昼食
 15:00 ホテル着、休憩、入浴
 18:00 夕食
11日
 09:00 朝食
 10:00 チェックアウト
  以後、フリータイム
 15:00頃 箱根湯本駅集合
  小田急利用
 17:00 新宿駅解散
(報告者:扇拓矢)

企画展「帰ってきた探査機『はやぶさ』 ~ちばから宇宙へ~」のご案内

12月20日から年明けの1月10日まで千葉県立現代産業科学館にて企画展「帰ってきた探査機『はやぶさ』 ~ちばから宇宙へ~」が開催されます。メインは帰還カプセルの実物展示で、1月6日から10日のみとなりますが、当社も全日程で展示を行っております。展示内容は、「人工衛星用地上システムと開発事例」「物質循環制御システム研究開発用シミュレータ」「宇宙旅行ビジネスとその先の未来へ」のパネル展示、防災と宇宙に関する当社の取り組みの映像放映になります。 その他にも、帰還カプセル以外の展示、千葉県内の宇宙関連企業、大学の紹介等があります。興味のある方は是非足をお運び下さい。

宇宙科学技術連合講演会サブオービタルパネルディスカッションのご紹介

2011年11月30日から12月2日に愛媛県松山市で開催される第55回宇宙科学技術連合講演会において、サブオービタルに関するパネルディスカッションが行われます(12/2 10:30~12:10)。
昨年度はサブオービタル宇宙旅行に関連する旅行会社、スペースポート関係者、ビジネス推進者、技術者、旅行者、ジャーナリストの様々立場からの期待、現状、問題点等がディスカッションされたが、今年はサブオービタル宇宙旅行利用者の立場の方々を集めて、用途と可能性をディスカッションするとのことです。
(報告者:広崎朋史)

WLSJエンジニアイベントvol.0参加報告

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WLSJエンジニアイベントvol.0
日程:2011/10/11(火)
場所:産業技術総合研究所 臨海副都心センター
参加:扇 (イベント参加総数 20名弱)
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 8/29WLSローバープロトタイプ記者発表を終え、実際のフライトモデルの製作に向けた活動の一貫として、本イベントは開催されました。
 このイベントは、ローバーのフライトモデルをどういった体制で製作するかについてのブレインストーミングが主な内容でした(大まかな体制はWLSJコアメンバーが考案済み)。
 今後のローバー製作は、プロトタイプを製作した東北大学宇宙ロボット研究室が製作するのではなく、新たに東京でWLSJ技術ユニットを結成し、そのWLSJ技術ユニットが実際に月に着陸するフライトモデルを製作する方針のようです。
 私の所感では、結成初期の段階でフライトモデルを製作できるスキルを持った人材を集めることは困難である為、結成初期メンバーはWLSに賛同する情熱ある若手が中心となるのではないかと思われます。 その為、情熱次第では月ローバー製作に参加することが可能のように思います。また、ローバー技術はOPENとなっている為、ローバーについてのノウハウを蓄積するチャンスでもあると思います。
<参考>
Google Lunar X prize
WLS(White Label Space)
WLSJ(White Label Space Japan)
(報告者:扇拓矢)

静岡スペースポートイベント参加報告

静岡スペースポートイベント「富士山静岡空港の将来を描く-スペースポート-」に参加してきましたので、概要をご報告します。内容及びディスカッションの発言者はメモと記憶を頼りに書いておりますので、間違いが有った場合はどうぞご容赦下さい。
日時:平成23年9月23日(金) 13:00~16:00
場所:島田市民総合施設 プラザおおるり
(1)13:00~13:50 基調講演 パトリック・コリンズ「民間宇宙旅行時代の到来と世界・日本の動き」
・飛行機はライト兄弟が発明して50年で一般人が乗れるようになった。宇宙は50年経っても簡単には行けない。飛行機とは大きな差がある。
・スペースシャトルが今年引退し、ISSに行く方法はソユーズしかない。⇒50年間で殆ど安くなっていないと言って良い。
・SpaceShipOneは約20億円で開発できた。これはNASAの半日分の予算と同じである。
・イギリスで提案されている水平離着陸のロケット・プレーン「アセンダー」は100億円あれば3年で開発できる。
・垂直離着陸ではRVTを発展させた宇宙丸構想がある。
・弾道飛行サービスは日本の赤字空港の再生に貢献できると考える。
・軌道飛行のエネルギーは弾道飛行の64倍になるので、技術的難易度は格段に高い。
・宇宙での大規模構造物としての需要は宇宙ホテルと太陽発電衛星のみ。
・2035年を目標に1GWの太陽発電衛星を開発する構想がある。
・宇宙旅行産業が発展し成功すれば経済的波及効果が大きいと考えられるが、日本での宇宙旅行産業への投資は遅すぎ、このままでは乗り遅れてしまう。
・今のところ宇宙では資源競争にまでは至っていないが、資源競争が始まれば宇宙産業が飛躍的に発展するであろう。
(2)14:00~16:00 パネルディスカッション
「宇宙旅行の可能性と富士山静岡空港のスペースポートとしての魅力」
コーディネーター:高野忠氏(日本宇宙旅行協会)
パネラー:
富野 由悠季氏(アニメーション監督(機動戦士ガンダム 他)
稲谷 芳文氏(JAXA教授)
秋山 雅弘氏(株式会社アルモニコス代表取締役、SAT代表幹事)
パトリック・コリンズ氏(SSTJ、麻布大学教授、JAXA共同研究員)
【高野氏】
・日本でのスペースポート候補として、静岡空港と茨城空港を挙げたい。
・ISASで2004年に宇宙ミッション研究会を立ち上た際、主要なミッションの一つとして宇宙旅行が挙げられたのがきっかけで注目するようになった。
・ISS滞在旅行は10人程度待っている状態。
・スペースポートへのアクセスは重要。静岡空港の場合、新幹線が地下を通過しているので、駅を建設する必要がある。
・スペースポートになれば、アクセスのための国内外フライト便増が期待できる。
【富野氏】
・宇宙旅行に憧れていた子供だった。
・1951年(小学4年生の時)に公開された月世界征服が宇宙旅行を意識した最初。エンジンは原子力ロケットだった。
・同時期にフォンブラウンのドーナツ型宇宙ステーションが発表された。
・30~40代の人達はガンダムに影響されて宇宙業界に入った人が多い。
・現在の日本宇宙旅行協会とは一切関係ないが、この頃にも日本宇宙旅行協会が存在していて、火星の土地を1万坪1000円で売っていた。
・1956年1月1日の読売新聞に「宇宙のコロンブス」と言う連載記事がスタートし、宇宙SFアニメを描くヒントをたくさん得た。特に印象深かったのは、宇宙で使用するものは形がブサイクで構わないことが分かったこと。
・現在のISSは形が気持ち悪い。是非、ドーナツ型の宇宙ステーションに向かう道筋を作って欲しい。
【コリンズ氏】
・ガンダムがきっかけで、日本で宇宙旅行の研究をすることになった。その富野さんの話が聞けて、議論できるのは大変光栄に感じている。
【稲谷氏】
・宇宙旅行に税金は使われないであろう。
・現在、NASAは漂流しているようである。低軌道以下は民間がNASAに変わって開発を進めている。
・宇宙旅行の実現は技術的には全く問題はない。やる気と資金の問題。既存のしがらみを突き抜けるような人達(ゲームチェンジャー)が必要。
【秋山氏】
・宇宙航空技術利活用研究会(SAT研:Space Airplane Technology)は2005年2月8日に設立し、現在53社が加入している。
【ディスカッション】
・ガンダムでは普通に宇宙旅行をしている。宇宙移民を考えると宇宙エレベーターに行き着く。(富野氏)
・ロケットが無いと宇宙エレベーターの一つも作れない。どちらかが不要と言うものではない。(富野氏)
・宇宙エレベーターは柔構造であるべきと考え、ガンダムに登場させるべく構想を練っている。(富野氏)
・スペースシャトルは週1回、コスト1/10の触れ込みだったが、現実は見ての通り。次世代宇宙船も開発できていない状況。(稲谷氏)
・カーボンナノチューブで作ればロケットが1/600の重量になる。1/100の重量になれば、車で宇宙に行くことも可能。(稲谷氏)
・政治家と経済人を宇宙旅行させて、1週間閉じ込める(帰らせない)。そうすれば、地球全体のことを考えて行動してくれるようになるであろう。(富野氏)
・国民が買いたいようなものを提供することが重要。バートルータンが400ドルで宇宙に行けるようになると言っていた。(コリンズ氏)
・静岡空港は本州の真ん中にあり、ロケット打上げでは有利な東端にあり、富士山の強烈なイメージがあるので、スペースポート候補になり得ると考える。(富野氏)
・弾道飛行は名前が良くない。宇宙旅行を広げるにはネーミングを考えた方が良い。(稲谷氏)
(報告者:広崎朋史)