_ 6月7日に第25回宇宙科学と技術の国際シンポジウム(ISTS)が行われている金沢にて、「世界初。民間宇宙旅客機チャーター便で宇宙ビジネス! 日本人3名のサブオービタル機XPスペースプレーンへの搭載決定 民間商業宇宙飛行士「ミッション・コマンダー」発表」と題して共同記者発表が行われました。その模様は、共同通信、読売新聞の記事にもなりました。当社が事務局をしている有人ロケット研究会(MRP)も協力しています。国際宇宙サービスの山崎大地さん、銀河ヒッチハイカーズの星野誠さん、宇宙観光企画の箱田雅彦さんの3名は有人ロケット研究会の事務局メンバー兼搭乗員チームメンバーです。これからMRPで開発する日本製民間有人宇宙輸送機のパイロット候補生でも有ります。また、今回のチャーター機搭乗はその訓練と言う意味合いも含んでいます。とにかくも、新しい民間宇宙ビジネスの扉は開かれました。宇宙を身近な存在にするために、MRP及び当社はたゆまぬ努力を続けて行きたいと考えています。
有人ロケット研究会/第3会勉強会・懇親会報告
_ 前回は会場の広さの制限により人数を絞ったことも有り、23名の出席者でしたが、今回は何と62名もの方々が参加されました。広い教室を準備した筈だったのですが、缶詰状態となりましたことをお詫び申し上げます。
_ 勉強会は10:00から17:40まで行われ、10:00〜11:15はJAXA/ISAS山下先生から「日本から発信する宇宙農業構想と有人活動」と題して講演が有りました。先生の火星基地への重いがひしひしと伝わって来ました。百聞は一見にしかずで、研究会メンバーで有志を募って、先生の研究室に押し掛けたいと思っています。先生は宇宙農業サロンの代表をされており、私もメンバーに加えて頂いております。
_ 11:15〜12:15は日大航空宇宙工学科の出井先生から「最近の航空機材料の動向」と題して講演が有りました。有人ロケットの機体開発において言わずもがな材料技術は必須になりますので、活発な質疑応答が行われました。先生には会員にもなって頂きましたので、これからいろいろとご指導を受けたいと考えております。宣伝で恐縮ですが、日大航空宇宙工学科のHPは当社が製作しました。
_ 午後は以下の順番・内容で発表・討議が行われました。
・役割分担について
・第25回国際宇宙開発会議出張報告
・民間宇宙旅客機チャーター共同記者会見の件
・X PRIZE CUPへの出展
・能代宇宙イベントの紹介
・能代宇宙イベントへの参加の仕方について
・モデルロケットのライセンス取得について
・スペースゲートについて
・宇宙関連団体の洗い出しとサミットについて
・ロゴマーク、英語表記、略称について
・会費の徴収と会員の種類について
・法人化の件
・文書番号管理体系について
・ロケット開発計画案
_ 会員の方々から積極的な意見が出され、非常に有意義な討議になりましたし、有人ロケット開発に向けて第一歩を踏み出せたと思います。お忙しい中、出席頂いた皆様、本当に有り難うございました。
_ 18:00からの懇親会の方は大いに盛り上がりました。立食では無かったのですが、私は殆ど立って話をしてました。大勢の方々と話すことができ、建設的な意見や、新たな出会いが有るなど、勉強会だけでは出来ないことを見事に補えたと思います。心残りは、出席者全員と話が出来なかったことです。43名も居れば無理な話かもしれませんが。それに43名もの人数の宴会を仕切ったたことは無かったので、いろいろ不手際が有ったことについてはご容赦願いたいと思っています。懇親会は次回以降も出来るだけ継続してやりたいと考えています。
_ 第4回は7/8(土)にJAXA/ISAS相模原にて行う方向で調整中です。
SPACE SNSTV PARTY Vol.3開催報告
_ 5/17(水)19:00〜23:00に無事、SPACE SNSTV PARTY Vol.3をやり遂げることが出来ました。スタッフの皆様、参加者の皆様、有り難うございました。
ただ、限りなく自己満足の世界に入って行ってしまったような気がして、少し反省しております。
でも、新たな出会いや新たな発見も有り、大変有意義なイベントでした。
ちなみに今回は宇宙ファッションで来る人は居ないと思ってましたが、来て頂いて本当に有り難うございます。是非、次回も来て(着て?)頂きたいと考えています。自分の服装も少し考えねばとも思っています。
主催と言う意味では、SPACE SNSTV PARTYはVol.3をもちまして、私の手を離れて行きますので、次回以降は有人ロケット研究会主催の宇宙イベントを別途企画して行こうと考えております。もちろん、SPACE SNSTV PARTYについても今後は一参加者として関与させて頂く予定です。
今回は急な出演依頼で準備が間に合わず、DJになってしまいましたが、次回は是非、バンドの方々に宇宙音楽ライブを行って貰いたいと考えています。
生態工学会年次大会開催案内
_ 2006生態工学会年次大会が6/10-11に九州大学で行われます。当社の関連では、共同研究者の宮嶋宏行助教授が「CEEF運用のための対話型スケジューラの開発」と題して発表します。私の発表は有りませんが、大会には参加しますし、懇親会も出席予定です。
最近、月面・火星基地に向けた長期宇宙滞在技術に関する関心が高まってきており、4/6には環境制御・生命維持技術に関するワークショプが行われたりと非常に面白い展開になってきています。