HOPE-X

_ 日本版無人スペースシャトル「HOPE-X」ですが、今更ながら基本設計で終了したことが確認されたんですね。当時は日本もついに有翼の宇宙機を開発するのかと期待に胸を躍らせたものです。HOPE-X実現に向けて、軌道再突入実験(OREX)、極超音速飛行実験(HYFLEX)、小型自動着陸実験(ALFLEX)が行われた訳ですが、これらの実績がいつか生かされて、日本版有翼宇宙機が飛翔する姿を見てみたいです。

小型衛星の息吹

_ れいめい(INDEX)成果報告、および小型科学衛星研究会に参加してきました。れいめい(INDEX)はオーロラの微細構造を観測をする重量70kgの小型衛星で、JAXA/ISASの若手技術者、研究者、学生の力で開発されました。大学の小型衛星CubeSatについては本ブログでも取り上げましたが、小型衛星開発の波はどんどん広がっています。その証拠に、昨日の成果報告会は立ち見が出るほどの盛況振りでした。次は民間小型衛星の番ですね。当社も計画に参加しているアマチュア天文衛星プロジェクトも閉会の挨拶時に、齋藤先生から紹介が有りました。東北大学では惑星観測用宇宙望遠鏡が検討されており、技術交流を深めて行きたいと考えています。

小惑星探査機「はやぶさ」の偉業

_ 終にやりましたね、はやぶさ(MUSES-C)。私は学生時代に深宇宙探査機の知能化に関する研究を行っていたので、小惑星イトカワ接近のための自律化技術には特に関心を寄せていました。ランデブー/ドッキング技術では最早他の追随を許さないのではないでしょうか? また、惑星探査機に電気推進エンジンを本格的に使用し、その実績を作ったことも特筆すべき成果です。今現在では、私は有人宇宙技術に傾倒しているのですが、日本のお寒い現状と比べて、無人宇宙技術では世界のトップレベルになったと言っても言い過ぎではないでしょう。2007年6月の地球帰還、そしてサンプルの分析が今から待ち遠しいです。

年賀状印刷サービスのご案内

_ デザインサービス企画として、年賀状印刷サービスを開始しました。宇宙のイラスト・写真を使用したものも有りますので、ご愛顧頂ければ幸いです。今回は宇宙ものの数を多く揃えられませんでしたが、順次増やして行きたいと考えています。企画第2段として、名刺印刷サービスも計画しておりますので、準備が出来ましたらご紹介したいと思います。尚、デザインラインナップに加えて欲しい題材(スペースプレーン、月面基地 etc)やサービスが有りましたら、design@space-sd.co.jpまでご連絡下さい。

SF/Jミーティング出席報告

_ 本日、Space Future Japan(SF/J)のミーティングに参加しました。宇宙旅行ビジネスは、昨年のSpaceShipOneによるANSARI X PRIZE勝利により、一機に機運が高まっています。日本でもライブドアの堀江社長が個人的なプロジェクト”Japan Space Dream”を立ち上げて宇宙旅行ビジネスに参戦したり、榎本大輔氏が4人目の民間宇宙飛行者に選ばれたりという動きが有ります。しかしながら、これらは国外の有人宇宙技術に頼ったものです。技術者の端くれとしては、日本の技術で有人宇宙を実現して欲しいと願っていますし、微力でもそのお手伝いをしたいと思っています。その点、SF/Jでは日本独自の有人宇宙技術による宇宙旅行ビジネスの実現を目指しているので、是非頑張って頂きたいし、当社も協力させて頂いています。本日のミーティングでは、国際宇宙サービスの山崎氏も参加されました。山崎直子 宇宙飛行士の旦那さんです。いろいろと貴重なお話を聞かせて頂き、今日はいつもより更に有意義なミーティングとなりました。コリンズ教授を中心に、魅力的な方々がたくさん参加しておりますので、興味の有る方は是非、SF/J事務局に連絡してみて下さい。