有人ロケット研究会開催報告
2月25日に航空会館に有志が集まり、「日本の有人宇宙輸送を考える」と題しまして、勉強会を行いました。その後、正式に有人ロケット研究会と命名し、4月22日に、同じく航空会館にて勉強会を実施しました。会場は日本航空協会のご好意により2回とも会議室をお借りすることが出来ました。この場を借りましてお礼申し上げます。研究会の会員が既に34名となり、会議室に入りきれなくなったため、止む無く人数制限を行ない、あぶれた人は懇親会に来て頂いて議論する形となりました。今後は参加希望者全員が入れるように、もっと広い会議室を確保したいと考えております。勉強会では、最初にSPACE FUTURE JAPANのパトリック・コリンズ教授から民間有人宇宙輸送に関する全体的な話をして頂き、東海大学学生ロケットプロジェクト(TSRP)の菅氏よる活動内容の報告、ムンパ大貫氏による「有人ロケット研究会で実現可能な機体の検討〜「シンプルロケットプロジェクト」の提案」、国際宇宙サービスの山崎氏による「日本初の民間有人宇宙ロケットパイロット選定・養成に向けて」、株式会社スリーエー機械設計の山下氏から「日本の宇宙開発動向」の発表が有り、民間有人宇宙輸送機実現に向けた方向性を打ち出すことが出来ました。その後、懇親会では、更なる議論と宇宙への夢を語り合いました。本記事を見て民間有人宇宙輸送機実現に貢献したいと言う方が居ましたら、こちらまでご連絡頂ければ幸いです
Yuri’s Night 東京会場参加報告
4月9日にYuri’s Night Japan主催のスペースシャトル25周年記念と題したYuri’s Night06の東京会場イベントに参加して来ました。Yuriとはもちろん皆さんご存知の人類初の有人宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンのことで、人類が始めて宇宙へ進出した日(4月12日)を祝うパーティーがYuri’s Nightだそうです。このパーティは世界各地で同時期に毎年開催されているそうです。参加者の大半は学生さんだったようですが、有人宇宙に興味の有る人達が集えるパーティに成長して行くと良いですね。今回は当社も協賛させて頂きました。幹事の方々、ご苦労様でした。来年は是非、今年以上に盛り上げて行きましょう。当社も応援させて頂きます
環境制御・生命維持技術に関するワークショプ参加報告
_ 4月6日にJAXA航空宇宙技術センターにて環境制御・生命維持技術に関するワークショプが有り、参加して来ました。私が丁度大学生時代に月面基地研究がブームだったのですが、2004年1月のブッシュ大統領による新宇宙政策よって月への回帰・火星の探査が発表され、日本もいよいよ月に向けて動き始めています。無人機ではSELENE,LUNAR-Aが有りますが、今度は有人の探査です。以前から折に触れ話題としております環境科学技術研究所の閉鎖生態系実験施設はNASAもロシアも断念した物理化学装置による世界一の閉鎖系実験施設であり、日本は月面・火星基地のための生命維持技術に関しては世界のトップランナーと言っても過言では有りません。ただ、そこまで行くための有人宇宙輸送技術が日本には無いのが残念でなりません。
SPACE SNSTV R1 FESTIVAL Vol.2開催報告
_ 祭りが終わりました。今回の祭りは凄かったです。大勢の宇宙関係者にも来て頂きました。もう常連と言って良いかもしれませんが、SPACE FUTURE JAPANのコリンズ教授とSTSJの斉藤さんを始め、今回はゲストとして閉鎖生態系生命維持システムの共同研究をさせて頂いている東京女学館大学の宮嶋宏行助教授、宇宙機関、航空宇宙メーカー、ベンチャーキャピタルの方々、学生さん、東海大学工学部航空宇宙学科の東海学生ロケットプロジェクト(TSRP)の方々など、大勢の人に来て頂きました。次回、TSRP様にはハイブリッドロケットの打ち上げ実験結果を発表して頂く予定です。皆様に支えられながら、今後もこのイベントを盛り上げ発展させて、宇宙版SNSの構築、各種宇宙プロジェクトの立ち上げが出来ればと考えております。