11/25に宇宙就活2007(社会人学生コラボ2007)に出展企業側として参加して来ました。学生の参加者は100人以上だったそうです。しかも皆さん宇宙に興味のある方達ばかりで、これほど効率的な就職イベントは他に無いと思います。10分間の会社紹介プレゼンの後に、ブースに分かれて学生さんからの質問を受け付けました。皆さん非常に意欲的で、事業内容、会社を起こしたきっかけ、入社後の具体的な仕事の仕方などの質問をいただきました。夜には懇親会も有り、更に突っ込んだ話もしました。そのおかげで、翌日には1名の方から早々と応募があり、反応の速さに驚いています。他社の企業の人事担当者の方とも知り合いになることが出来ましたし、非常に有意義なイベントでした。このようなイベントを学生さん主体で取り仕切っていることがまた驚ろきです。是非、来年以降も継続的に開催していただくことを希望します。
宇宙就活2007のご案内
11/24(土),25(日)に宇宙就活2007が開催されます。昨年に続き当社も参加します。昨年はまだ新卒採用は行っていなかったのですが、ベンチャー企業も加えたいと言うことで特別に参加させていただきました。今年は実際に新卒採用も行っていますので、学生の方々に当社の魅力を実際的にアピールしたいと考えています。多くの学生さんと触れ合うまたとない機会ですので、今から楽しみです。懇親会も参加を予定していますので、参加される方は気軽に声を掛けていただければと思います。
X Przie Cup参加報告
10/27,28とX Prize Cupに参加して来ました。開催場所はアメリカニューメキシコ州Holloman空軍基地で、今年は航空ショーとの共催でした。チームジャパンとしては、X Prize Cupツアー参加者11名を併せて20名程度居ました。他の日本人としては、自衛隊員及び航空機メーカー社員を十数人程度見掛けました。有人ロケット研究会としては会の概要、機体開発構想のタペストリーの展示とチラシの配布、昨年のものの使い回しとなってしまいましたが、PCにてチームジャパンの映像を放映しました。今年も日本食ブースが有り、焼きそばが販売されていました。2日目の午後はX Przie Cup会場を早めに出て、New Mexico Museum of
SPACE HISTORYに行きました。宇宙開発関連の歴史的な資料がいろいろ展示されていて見応えのある博物館でした。全体的に昨年と比べて規模が縮小され、ロケット等の打上げも少なく、 SpaceShipOne成功以来目玉が無いことが縮小傾向の原因かなと思った次第です。何とか早くサブオービタル機の商業運行がスタートして活気を取り戻して欲しいと思います。
第15回モデルロケット中部大会参加報告
9/29に東海モデルロケットクラブ主催の第15回モデルロケット中部大会に参加するため、愛知県春日井市に行ってきました。モデルロケットは今までに何度か見たことは有りましたが、今回初めて間近でモデルロケットの製作と打上げを見ることが出来ました。打上げられたのはC型まででしたが、世界大会にエントリーした機体や、ソユーズロケットを模ったおもしろロケットなど様々なロケットが打上げられ、見応えのある大会でした。水ロケット(ペットボトルロケット)は子供達の間にかなり浸透していますが、宇宙にまで行くロケットには中々結び付きにくいものなので、もっと本格的に楽しめるモデルロケットの方も是非普及して貰いたいものです。
日本宇宙生物科学会第21回大会参加報告
9月27日(木)にお茶の水女子大で開催された日本宇宙生物科学会第21回大会に参加して来ました。ここ最近は参加していなかったのですが、宇宙農業や火星農業に関する発表が多数有るため、参加することにしました。以下に興味深かった発表の内容を簡単にご紹介します。
火星は大気圧が地球と比べて0.75%しかありません。植物をできるだけ低圧の環境下で育てることが出来れば、火星大気中に豊富に存在する二酸化炭素から植物の光合成によって酸素を直接得ることが可能となります。食料となる植物でそれが出来れば、一石二鳥です。
火星表面全体が地球の砂漠同様不毛な土地であるため、人類が住むためには緑化していく必要があります。そのために火星を模擬したレゴリスに藍藻を導入した実験結果が示されていました。また、レゴリスそのものを植物が育つような腐食土に変えるための研究の発表も有りました。これらはテラフォーミングを視野に入れた非常に興味深い実験です。
更には、食料となり得る植物としてはどのような種類のものを栽培すれば良いのかについて、火星模擬レゴリスを用いてミヤコグサの栽培実験を行った結果が示されていました。
このような火星農業の試みは火星居住のみでなく、地球農業の再構築、地球環境問題解決にも寄与出来る可能性も秘めており、今後の研究の進展を見守って行きたいと思います。