_ 8月19日に能代宇宙イベントを見学して来ました。昔から宇宙に関しても鳥人間コンテンストのようなものが有っても良いのでは無いかと思っておりましたが、そのようなイベントを企画し実現された秋田大学の秋山先生には、ただただ拍手を送りたいです。昨年はイベントの存在すら知らなかったので、当然ながら見学はしておらず比較は出来ませんが、今年は参加大学も増え、今後ますます発展して行くことは間違いないと思います。今年の見学は、有人ロケット研究会(MRP)としての来年の参戦を見据えての下見の意味も有り、是非来年は独自の大型モデルロケット、更にはハイブリッドロケットを打上げたいと考えています。その代わりとして、今年はMRPの宇宙イベントチームも協力して、コモモをロケットに乗せて貰いました。関連記事が放課後コモモ倶楽部に掲載されています。イベント全体の詳しい模様はUNISECのホームページに能代コンペ物語2006として掲載されています。
北海道視察報告
_ 7月28日から7月31日に掛けて北海道を視察してきました。当初、7月30日のCAMUIロケット打上げの見学に合わせてこの日程を選んだのですが、来年3月に打上げが延期になってしまい残念でした。まず、7月28日AMにHASTICの伊藤先生を訪問しました。CAMUIロケットやロケットプレーン・キスラー社のXPについての話を聞かせて頂きました。PMは、室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センターの棚次先生を訪問し、研究内容について聞かせて頂いた他、超音速風洞も見学させて頂きました。29日は北海道大学の永田先生を訪問し、CAMUIロケットに関して詳しく話を聞かせて頂きました。PMは、CAMUIロケットを製造している植松電機の植松専務を訪問し、CAMUIロケットの製造現場や小型衛星、落下塔も見せて頂きました。30日は苫小牧科学センターでミールの予備機を見学し、その日の夕方と31日の朝に日本で最初の宇宙旅客機のスペースポートになると言われている大樹町多目的航空公園を見学しました。最終日は北海道工業大学の佐鳥先生を訪問し、小型衛星と宇宙ビジネス開拓への熱い思いを聞かせて頂きました。最後に、余市宇宙記念館に行きました。非常に盛りだくさんの旅程でしたが、北海道では産学連携の下に独自路線の宇宙開発が意欲的に進められている姿を改めて実感することが出来ました。今回お会いした皆様から有人ロケット研究会が進める有人宇宙機開発プロジェクトへの協力を快くご承諾頂き、この場を借りて感謝申し上げます。
UNISEC総会参加報告
_ 7月17日にUNISEC総会に参加して来ました。理事長の八坂先生、これまで事務局長の川島レイさんの本の中の存在でしかなかった中須賀先生、酒匂先生をはじめ、多くの方々と知り合うことが出来ました。UNISECには小型衛星の研究開発と小型ロケットの研究開発の二つの多きな流れが有ると思います。昨年は当社も民間小型衛星の開発を目指して活動をしていましたが、中々壁が大きく進展しませんでした。今年に入って、にわかにロケットの方に軸足が移り、有志で有人ロケット研究会を結成しました。UNISECの方々とも是非連携して進められたらと思っています。7/28-31は北海道を視察予定です。残念ながらCAMUIロケットの打上げは延期となりましたが、今最も熱い北海道の宇宙関係者に徹底的にお会いしようと考えています。本件については、後日報告させて頂きます。
STSJセミナー参加報告
_ 7月8日に有人ロケット研究会の広報・メディア、宇宙ビジネスモデリング、宇宙イベント、宇宙旅行チームの合同ミーティングを行いました。有人宇宙機関連シンポジウムの企画、研究会ロゴマーク、宇宙イベント、X PRIZE CUP見学ツアー、宇宙科学技術連合講演会での発表、ISTSでのミッションコマンダー記者発表報告、ケータイコイン×宇宙旅行企画、国際事業(翻訳事業、留学斡旋)、株式会社ASTRAX設立手続き状況、カムイロケット打上視察、能代宇宙イベント、榎本さんの打上に関して、報告・討議を行いました。その後、ミーティング参加メンバーの大半が15:00からのSTSJセミナーに参加しました。特別講義として宇宙ビジネスコンサルタントの大貫美鈴さんから「宇宙旅行ビジネス最前線」の発表が有りました。その後、懇親会にも殆どのメンバーが参加し、STSJ代表の五月女さんはじめ、多くの方々と新たな出会いをすることが出来ました。セミナーやイベントの重要性を改めて感じた次第です。
生態工学会2006年年次大会参加報告
_ 6月10日、11日と福岡にて生態工学会2006年次大会に参加して来ました。今回はその前日に「若手の会」と称した懇親会が有り、若手とは言い難い方(精神年齢は若いと言うことか?)も含めまして、いろいろな方々とお話し、知り合うことが出来ました。大会の方は、財団法人環境科学技術研究所の閉鎖型生態系実験施設に関する発表、オーガナイズドセッションとして「我が国の有人宇宙活動と閉鎖生態系技術」が有りました。JAXA総合技術研究本部の有人宇宙システム研究の方々、宇宙科学研究本部の山下先生の宇宙農業に関する発表がなされました。中でも木部先生の発表の中に昨今の宇宙旅行の進展に関する話題が出て来たのには少し驚いたと同時に、有り難くも感じました。現在鋭意活動中の有人ロケット研究会としても非常に励みになる発表でした。懇親会及び二次会にも参加し、大変有意義な出張となりました。