宇宙農業サロンの紹介

_ アストロバイオロジーを中心とした火星の探査をおこなうための生命維持を生物学的な要素と機能により実現しようとして宇宙農業概念を検討しているグループ、宇宙農業サロンについて紹介します。火星有人基地や火星居住を考えた場合、食糧の自給は避けて通れません。火星上で植物を育てる方法を考えておく必要があります。研究項目は、土壌とその評価、高温好気堆肥菌プロセスと土壌微生物生態系、宇宙でのセクシュアリテイ、宇宙農業・アストロバイオロジー探査と宇宙検疫、火星表面の放射線・紫外線とその生物影響、温室をつくるための材料・構造とその耐候性、政府によらない火星開発と多岐に渡っています。非常に興味深いテーマばかりなので、昨年末に私もメンバーに加えさせて頂きました。1/27に会合が予定されているので、最新情報をまたアップしたいと思います。また、1/19に第22回宇宙利用シンポジウムにて、「宇宙農業構想の基本骨格」の発表が有りますので、興味の有る方は是非おいで下さい。

新年のご挨拶

_ あけましておめでとうございます。早いもので会社設立から10ヶ月、無事新年を迎えることが出来ました。

昨年は多くの方々との出会いが有りました。その都度、成長させて頂いたように思います。この場を借りて感謝申し上げます。今年もたくさんの方々と出会い、更なる飛躍を目指したいと思います。

昨年の活動の集大成として、宇宙ビジネスを目指す有志の方々で、年末から宇宙ビジネス創出のためのネットワーク構築を開始しました。今年の早いうちに第一段階を完成させ、世に出したいと考えています。並行して、このネットワークを使って幾つかのプロジェクトも動き出しており、それらを本ブログでも随時紹介して行きたいと思います。

今年も宜しくお願い致します。

宇宙ビジネスの芽生え

_ 今日は宇宙ビジネス開拓を目指す有志の方々が集まった会合に参加しました。

宇宙ビジネスを目指している方々がほんとに大勢いることを改めて再認識しました。心強い限りです。

今の閉塞状況を打開するためには、新しい発想で宇宙ビジネスを開拓していくことが必要であり、それには既存のしがらみにとらわれていない、若い方々の力が必要と感じます。

それと、各地で宇宙ビジネスに向けた動きが生まれてはいますが、散発的でバラバラです。これらを結びつけて大きな流れにしていくネットワーク作りを今年の暮れ頃からスタートさせました。来年は本格稼動に向けて邁進します。人・物・金を結びつける仕組みを提供したいと考えています。

小型衛星シンポジウム参加報告

_ 昨日(12/14)、筑波宇宙センターにて小型衛星シンポジウムが有り、私も参加して来ました。各機関、大学における小型衛星構想の発表だった訳ですが、その中で北海道衛星プロジェクトの発表が突出して異彩を放っていました。まず、冒頭で日本の宇宙開発の長期目標を「月面や火星に恒久的な居住施設の建設」に設定すべきだと北海道工業大学の佐鳥先生が力説されました。全く同感の思いです。そのために、当社も閉鎖生態系生命維持システムの研究開発等に力を入れています。発表は、民間での宇宙ビジネスの創出に関する話題に殆どの時間が費やされました。小型衛星は民間による新たな宇宙ビジネスの創出の原動力になるのは間違いないです。当社も乗り遅れないように、努力して行きたいと思っています。

HOPE-X

_ 日本版無人スペースシャトル「HOPE-X」ですが、今更ながら基本設計で終了したことが確認されたんですね。当時は日本もついに有翼の宇宙機を開発するのかと期待に胸を躍らせたものです。HOPE-X実現に向けて、軌道再突入実験(OREX)、極超音速飛行実験(HYFLEX)、小型自動着陸実験(ALFLEX)が行われた訳ですが、これらの実績がいつか生かされて、日本版有翼宇宙機が飛翔する姿を見てみたいです。