月の資源

_ ハッブル宇宙望遠鏡の高性能カメラによる紫外線観測の結果、月面に酸素を含むチタン鉄鉱が広範に分布している可能性があることが判明したそうです。チタン鉄鉱から酸素が取り出せれば、生命維持のための酸素やロケット燃料として利用できます。月面の資源と言えばヘリウム3が有名ですが、核融合発電が未だ実現できていない現状では、ヘリウム3の採掘のために月面基地が必要と言う論理は成り立ちません。酸素が取り出せることで月面基地の必要性が高まることは無いでしょうが、生命維持のための酸素や帰りの燃料を持って行くためのエネルギーが節約できるので、月面基地の建設が容易になることは確かです。しかしながら、先日の宇宙用原子炉計画と言い、月面基地の話題がこのところ多いです。それもこれも、NASAの有人月面探査再開発表の影響でしょうか?